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「品質第一主義」これが「ルアービルダー工房」の信念です。
長年培われた我々の金属加工の経験と技術をハンドメイドルアーにご利用下さい。

 
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素材選びのポイント
プロペラを作りたい
変形しにくいステンレスのバネ鋼(SUS301)がお薦めです。プロペラの角度が変わらず、回転を一定に保ちます。
他に、真鍮(C2801)を使用してもアンティークな風合いになり、味わいが出ます。
厚みは0.6mmか0.8mmが多く使われます。
カップを作りたい
形状が比較的大きくなるので比重が2.7と軽い、アルミニウム(A5052・A1050)が最適です。
カップには装飾性も要求されるのでアルマイト加工で着色処理を施す場合が多いです。
厚みは1.0mmが主に使われています。
リップを作りたい
強度が必要なのでステンレス(SUS304)を選ぶと良いでしょう。
錆びにくく曲げ加工にも非常に向いています。大型のリップにはアルミニウム(A5052)を選んで下さい。
厚みは0.5mm〜1.0mm程度を使います。
リグを作りたい
フック部の曲げ加工には精度が必要なので加工性の良いステンレス(SUS304)が良いでしょう。
さらに耐摩耗性・強度に対しても非常に優れた特性を持っています。
厚みは0.6mmか0.8mmがほとんどです。
ブレードを作りたい
光沢性・素材の美しさを追求するなら真鍮(C2801)がオススメです。
真鍮はメッキ性が良くブレードにブラッシング効果(キラキラ輝くこと)をもたらします。
厚みは0.4mm〜0.8mm程度が使用されます。

金属の特徴
鉄は熱処理により、強さ・硬さ・性質を自由に調節することができ、様々な用途に使われています。鉄はステンレスと違い、錆びやすいという欠点がありますが、塗装やメッキといった表面処理を加えることによりその欠点を補うことができます。このため、使用環境の条件(強度、腐食、熱などの条件)がクリアできれば、ステンレス鋼などと比べると材料の価格が安価なため、大物製作など大量に材料を使用する場合にはローコストでおさまります。

当社で主材料として使用しているものはSPCCやSS材(SS400等)などがあります。

ステンレス ステンレスの特徴は、非常に錆びにくい金属であるということです。それに加えて、耐腐食、耐酸、耐熱に対して非常に優れた特性をもち、さらに溶接性も非常に良好で、金属加工にも向いています。
そのため、利用用途としては、建築材料、食品製造設備、製紙工業、車両工業、厨房器具、一般家庭用器具など、さまざまなシーンで使用されております。ステンレスの種類は、SUS304に代表されるオーステナイト系、SUS430に代表されるフェライト系、 SUS410に代表されるマルテンサイト系、PHタイプといわれSUS630に代表される析出硬化系に大別されます。

この中でも最も代表的なステンレス鋼がSUS304で、板金加工部品にも非常によく使われています。 金属材料として優れた特性を多数もつため、鉄と比べれば材料の価格は高価です。

アルミニウム アルミニウムの特徴は、軽いということです。アルミニウムの比重は2.7です。鉄や銅の約3分の1という軽さです。その他の特徴としては
◇強い/◇加工性が良い/◇耐食性が良い/◇電気をよく通す/◇熱をよく伝える/ ◇再生しやすい/◇磁気を帯びない/◇美しい/◇鋳造し易い/◇低温でも使用できる/ ◇毒性がない/◇接合し易い/◇熱や光を反射する/◇真空特性がよい 等などが挙げられます。

加工がし易いため、板金加工、精密板金加工にも向いています。
また、アルミはそのままでも見た目が美しいですが、耐食性や耐摩耗性を向上させることや、着色をして装飾することを目的として、アルマイト(アルミニウムの陽極酸化のこと)という表面処理を施して使用されることもしばしばです。
代表的なものでは、A5052、A2017、A1050などがあります。

一般的に銅と言った場合には、C1100を指します。
その他には、C1020や、C1220などがありますが、板金加工・精密板金で一般的に使われるのは、板材としてC1100Pです。C1100は、電気・熱伝導性・展延性・絞り加工性に優れ、溶接性・耐食性・耐候性がよく、電気用、建築用、化学用、器物に適しています。

C1020はC1100より高価で丸棒材として使用されることが多く、C1220は銅パイプの材料として用いられます。

真鍮
(真ちゅう、真中)
銅合金(銅と亜鉛の合金)の一種で、別名、黄銅ともいいます。加工しやすくて、また美しいこともあり、用途も広く、金物にも多く利用されます。
大別すると、板金、プレス、切削などに用いられる伸銅品と鋳物用の黄銅鋳物の2種類があります。

中でも、C2801(JIS H3100 銅及び銅合金の板及び条)は伸銅品に分類される真鍮(黄銅)で、特長としては強度が強く展延性があります。

そのため、抜打ち・折り 曲げなどの板金加工用として使用されています。
板金加工、精密板金加工においても、真鍮の中ではこの材料を取り扱うことが一番多いと思います。

SUSバネ材 ここでSUSバネ材と言っている材料は、「ばね用ステンレス鋼帯」としてJIS G4313 で定義されている冷間圧延で製造されるステンレス鋼帯のことです。板金加工、精密板金加工にもよく使用される材料としては、オーステナイト系のバネ用ステンレス鋼帯である、 SUS301-CSPやSUS304-CSPがあります(JIS G4313 ばね用ステンレス鋼帯)。

主として、電気、電子機器などに使用される薄板ばねなどに用いられます。
※通常、ばね鋼と呼ばれているものは、JIS G4801に「ばね鋼鋼材」として定義され、主として熱間形成ばねに使用するばね鋼鋼材のことです。